マルチにハマってしまった彼氏or彼女を辞めさせる方法

以前、家族・友人にマルチを辞めさせる方法を書いたのですが、今回は、恋人に焦点を当てて、説明したいと思います。

『はじめに』
『やってはいけないこと』
『正しい方法』
『最後に』

『はじめに』

今回の内容もマルチ業界に詳しいA氏から聞いた話を基に書いております。

基本的には恋人関係での説得はケンカになってしまうことが多いので慎重になる必要があります。

そのため、紹介する内容の事を真似ても、100％成功するわけではなく、関係にヒビが入ってしまう可能性もありますが、それに関して私は一切保証出来ないので、自己責任でお願いします。

以前書いた家族・友人を辞めさせる方法と、A氏に関しても書いた記事があるので、よろしければ、そちらを先に読んで頂けると、今回の内容も理解しやすいと思います。

erumoa127.hatenablog.com

『やってはいけないこと』

まずは、一番大切な、やってはいけないことから紹介します。

それは、論破や否定です。

特に、マルチにハマりたての相手は知識が少ない為、論破するのは簡単ですが、何の解決にもならないどころか、悪化します。

今の時代は、ネットでマルチの会社名を調べれば、論破の材料は沢山出てきますが、それを使うのはやめましょう。

『正しい方法』

正しい辞めさせ方には3つのポイントがあります。

『相手の話を最後まで聞く』

A氏いわく、マルチ勧誘をする際は相手の話を絶対に遮らずに、最後まで聞くそうで、それは勧誘成功の鉄則だからだそうです。

そのため、恋人の相談を遮ってしまうと「勧誘してきた人はちゃんと話を聞いてくれたのに、恋人は私の意見を聞かず、自分の考えばかりを押し付けてくる」と言った印象を持たれ、相手に対する信頼性が掛け、逆に勧誘者の株を上げてしまいます。

たとえ、恋人の言っていることが理解できなかったり、おかしいと思っても、すぐにツッコまず、最後まで耐えましょう。

『相手との関係性をはっきりさせる』

これは決して上下関係や好き嫌いを言うわけではなく、親しく、とても大事な間柄で、応援していることを伝えましょう。

以前の記事でも書きましたが、親しい間柄の場合、論理ではなく、感情を伝えましょう。

そのため、話す内容よりも、話し方が重要になってきます。

例えば「貴方が、考えて選んで、幸せになるために努力しているのは分かっているんだけどね」といった感じです。

『説教は避ける』

人は怒られるのを非常に嫌います。

立場の近いひとからされるのはなおさら嫌い、例え内容が正しいかったとしても、素直に受け入れることができずに、反発してしまいます。

例えば、勉強しない子供に対して「勉強しろ」と言うのと、自分が考える勉強の重要性や、勉強する事のメリット、しない事のデメリットを説明するのとでは、反応は変わってきます。

それと同じように例え話や自分の実体験等の物語を、自身の感情を交えて伝えることで、説教感が薄れます。

実際、マルチのセミナーでは例え話をよく使うそうです。

また、話の中で「もし」や「例えば」と入れることで仮の話にすることも重要です。

例え話の中で、相手に同意を得ると、話の流れが良くなるので、「そう思わない？」「だよね？」といった感じで、相手に問いかけてみましょう。

最初に相談された段階で、相手の話を遮らずに聞いてあげることで、こちらの話も最後まで聞いてくれやすくなります。

ポイントを交えつつ、例を上げると

「もし、恋人が風俗で働こうと思っていると言われたら、決して違法でもなく、誰かの役に立つ仕事と分かっているけど、私は嫌だ。職業差別をするわけではないけれど、マルチも風俗も世間的な風当りが強く、偏見が多い点では同じだよね？」

『たしかに、そうだね』（同意を得る）

「風俗で働くことで、精神的にも金銭的にも幸せになった人もいると思うし、尊敬できる人もいると思う、それでも恋人がそこで働いていることを認められない。貴方が選んだのだから、きっとそれなりの理由と覚悟があって、私の知らない、魅力や良いところがあるのかもしれない。例え私が認めても、世間からはどう見られるかな？自分自身もそうだし、貴方が世間から偏見や差別的な目で見られたり、話しをされることに私は耐えられないの。貴方だったら、他の道でも成功できると思うから、できれば他の道も探して欲しいの。お願い」

といった感じです。

相手のプライドを傷つけず、お願いする形で、情に訴えることが断れにくく、受け入れてもらえるコツです。

相手の意見を否定し、真向からぶつかるようなことはしないようにしましょう。