動物園の重要性と必要性
『目次』
『はじめに』
今回、こんな記事を書こうと思ったきっかけは下記のツイートを目にしたからだ。
専門学校に入学してすぐの授業でディベートしたんだけど、お題が「動物園は必要か不要か」で不要派の圧勝だった。そしたら担任の先生が「これでわかったか。批判するっていうのはすごく簡単で強い。世論が動物園不要派になれば動物園なんて一瞬で消える。お前らは動物園不要派から動物園を
— ZooBaby 元動物園飼育員 (@ZooBaby6) October 16, 2020
多くのリツイートといいねがあり、目にした方も多いのではないだろうか。
『不要派の意見』
私は必要だと考えるが、まずは不要であると主張している人の意見を見てみよう。
動物園に対する私の考えを書いていこうと思う。
「狭い檻の中に閉じ込められている」
「ストレスがかかる」
「可哀そう」
などなど...
細かいことを取り上げれば、沢山あるが、大抵の意見はこの3つに集約できるだろう。
『動物園の存在意義』
日本動物園水族館協会によると、4つの役割があると書かれています。
『種の保存』
動物園には個体数が減少しているものが多く、それらの生き物を守り、次の世代に伝えて行く役目がある。
『教育』
本や映像からは得ることが出来ない、嗅覚や触覚からの情報を得る事かでき、素朴な疑問を職員の方に聞く事が出来る。
貴重な現場の声を聴ける場。
また、動物を入り口にした環境教育。
『調査・研究』
生き物の生態の調査・研究。
快適に過ごせる環境づくりを行い、その結果、飼育されている生き物の多くが、野生のものに比べて、長生きであり、出生率も高い。
『レクリエーション』
一般の人々に「命の大切さ」や「生きることの美しさ」を楽しい時間の中で感じてもらえる場の提供。
以上の4つです。
もっと詳しく知りたい方はコチラ。
野生動物保護を目的とした募金活動も行っているようです。
これに対しても「可愛そう」や「エゴでは」といった意見がある。
『私の意見』
やはり、種の保存が大きな目的だと思っている。
しかし、その為には、対処の動物の特徴を調査・研究を行うことで理解しなければならない。
これは野生からでは非常に難しい面があるため、それを補い、野生からでは得られないデータや研究があると思う。
保護するにも実際に飼育してみないと分からないことが多く、数をこなしていくしかない。
そのため、絶滅の危機に瀕してから、保護を始めるのでは遅すぎる。
絶滅する前に、繁殖方法を始めとした、動物それぞれの生態を知っておく必要がある。
娯楽の側面が問題視されているが、動物園の運営維持には資金が必要なわけで、国からの支援では足りないことは容易に想像できる。
娯楽として入園料やグッズ、お土産などの収入以外から資金を調達する方法があれば、問題はなく、関係者以外立ち入り禁止の娯楽要素の全くない施設を建てられるのだが。
しかし、そんな施設を建てると、動物がより遠い存在になり、大衆に絶滅の危機などを訴えることが出来ない。
つまり、動物園が現在の最適解だと思う。
劣悪な環境下で飼育している動物園は改善しなければならないと思うが。
それなら、猫や犬を始めとしたペットの方が問題だと考える。