今更ながらレジ袋の有料化の理由が気になったので調べた
今回はタイトルにもある通り、レジ袋が有料化された理由を調べた。
理由はやはり、袋をもらえないと不便な面が大きいからだ。
では本題に入って行こうと思う。
目次
『始まり』
時を遡ること、2020年7月。
この月からレジ袋の全国一律有料化が義務付けられた。
この時も思ったのだが、今も変わらず、これは愚策であると思う、理由は追々書くとして、まずは有料化に至った簡単な理由からだ。
『簡単な理由』
調べたところ、どうやらプラスチックごみの削減を目指しているらしい。
レジ袋を有料化することで、消費者をマイバックに誘導し、レジ袋の使用量を減らす狙いがあるようで、対象はすべての小売店だ。
具体例を挙げるなら、コンビニやスーパーなどがこれに含まれる。
最初こそ、環境にやさしいバイオプラスチック製の袋や紙袋に切り替えていたようだが、ユニクロなんかは紙袋も2020年9月から有料になってしまった。
政府は一定の基準を満たさないレジ袋を使う業者に罰金を課す規定がある。
『レジ袋の素材』
日本で使用されているほとんどのレジ袋はポリエチレンを主な素材としているため、レジ袋のことをポリ袋と呼ぶ方もいるのではないだろうか。
私もそう呼ぶのを耳にすることがある。
『具体的な理由』
政府が規制する具体的な理由としては、世界的なプラスチック禁止の動きがあることに加え、環境保護への国民の意識改革があるようだ。
『世界的な動き』
ポリエチレンもプラスチックに含まれる。
そのため、世界的なプラスチック禁止の動きに政府の施策は乗っかる形であるといえる。
確かにプラスチックは燃やすと、ダイオキシンという誰しも一度は名前を聞いたことのある、環境汚染につながる可能性があるといわれている有害な物質が発生する。
しかしながら、環境汚染の原因がプラスチックだと断言できないようだ。
さらに付け加えるなら、ただ環境の為だけに人や国が動くとは考えにくい。
曲がった考えな私は、きっと誰か得するヤツがいるのではないかと、思ったが、どうやら本当にいるようだ。
あくまで、名目は環境保護であるため、ここではあまり触れないし、やらない善よりやる偽善だ。
このレジ袋の一件で小泉新次郎氏が頭に出てくる方も多いのではないか。
彼もこの件に乗っかっている一人と言えるのではないだろうか。
彼は「国民の意識の向上」などと言っていた。
それだけなら特に問題はないのだが、環境問題を理由にガソリンに炭素税なる税金を掛けるなんて話も聞く。
ただでさえ消費税率が引き上げられたというのに、今度は税金を払う理由まで増やしてくるとは、非常に国として厳しくなる一方であると思うが。
『意識の向上』
マイバックを使うことで、環境問題や環境保護への意識を持つことにつながるらしい。
しかし、先程も書いた通り、レジ袋(プラスチック)が環境問題の原因になっている確たる証拠はない。
それなのになぜ、国民が振り回されなければならないのか、非常に疑問ではある。
『2%』
調べてみると、この一件を覆すような情報が出てきた。
日本のプラスチックごみにレジ袋はわずか2%しか含まれていないというのだ。
日本が年間出しているプラスチックごみが約1000万トンであると考えると、レジ袋は約20万トンということになる。
わずか2%に規制を掛けるのか?と疑問に思ったが、小さなことからコツコツと、といった感じなのだろう。
そういうことにしておこう。
『0.3%』
環境省の海洋ごみの調査によると、全国各地に漂着したプラスチックごみのうち、レジ袋が占める割合はわずか0.3%だった。
ちなみに、プラスチックと言われると次に思い浮かぶであろうペットボトルは12.7%で、比較すると、とても低いことが分かっていただけるだろう。
http://www.env.go.jp/water/marirne_litter/conf/02_02doukou.pdf
『マイバックを使ったところで』
例えば、あなたが使っているエコバックがプラスチック製だとしよう、そうなると、これも捨てればプラスチックごみになる。
ここで、レジ袋とエコバック(プラスチック製)の一枚当たりの二酸化炭素排出量を算出し、比較すると、エコバックの使用回数が50回未満の場合、レジ袋よりもエコバックが与える環境への影響が大きいというデータもある。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/ilcaj/2008/0/2008_0_130/_pdf
『ダイオキシン?』
さらに調べていると、日本で使われているレジ袋は燃やしてもダイオキシンが発生せず、水と二酸化炭素だけのようだ。
この2つであれば、自然界に最初から存在するものであるため、文句は言えない。
『副産物』
では、少ないが、原材料的な面だろうかと調べてみると、これまた驚きの事実が出てきた。
どうやらレジ袋の材料は石油を精製するときの副産物(残りカス)からできているらしい。
これでは資源の無駄遣いどころか、資源の有効活用と言えるだろう。
『最後に』
結論からいくと、環境を理由に利権が絡んだ政策であり、真実を知らない国民を言葉巧み?にだましているといえる。
それに、このコロナの時期で衛生面に気を使う時代ならば、エコバックよりも、レジ袋の方が衛生的であると思う。
しかしながら、レジ袋にはさまざまな問題があることは確かであり、減らしていかなければならない事は明白である。
問題は環境省と経済産業省の「レジ袋チャレンジ」なるサイトに書かれていたので、URLを張っておきます。
今回は以上です。
この記事の内容をうのみにすることなく、複数の記事を参考にし、総合的に判断することをおすすめします。