ストーリーとしての競争戦略
目次
『ストーリーとしての競争戦略』
今回は「ストーリーとしての競争戦略」を紹介します。
『ストーリーとしての競争戦略 優れた戦略の条件』
著者:楠木建
レーベル:Hitotsubashi business review books
出版社:東洋経済新報社
発売日:2010年5月
ページ数:500p
『どんな本?』
著者の楠木建さんは一橋大学院で教授をされている方で、この本はビジネスマンなら一度は読むべき本であるといえますし、例えそうでなくとも、一度は読んでおいて損はない内容であると思います。
本書では戦略について詳しく解説されています。
まず戦略をたてる行為は、何か物事を始める時に、一番最初に考えることであると思います。
例えば、山を登る前に、地図を見て安全なルートや最短ルート、それに子供などが居れば、できるだけ勾配の緩やかな登りやすいルートを探したりしますよね。
これも立派な戦略です。
これを怠れば、無駄に歩くことになるだけではなく、知らず知らずのうちに、落石が多くて危険な道に踏み入ってしまうかもしれません。
落石に巻き込まれてからでは遅いのです。
だからこそ、戦略とはなにかを理解し、よりよい戦略の立て方を知っておく必要があるんです。
戦略について、知っているようで詳しくはしらない、しかし知っておくに越したことがないのはみなさんも感じていることと思います。
そこで登場するのがこの本です。
総ページ数が500と、非常に多量で長いとはいえ、非常に読みやすく、内容としてもしっかりしており、納得できるものとなっていると思います。
そのため、税込み価格約3000円と少々値の張るものの、その価格に見合った本であるといえます。
また、事例が多く紹介されているため、非常に興味深くいだけではなく、理解のしやすさもあります。
『内容紹介』
まずは、良い戦略とは?ということですが、それは本のタイトルにもある通り、ストーリーがある戦略です。
「思わず人に話したくなるような面白いストーリーがある戦略が素晴らしい」
と、著者の楠木建さんは述べています。
また、このストーリーのある戦略は、長期的な利益をもたらしてくれるとも述べています。
では具体的にはどうしたらよいのでしょうか?
それが、本書500pの中にぎっしりと詰め込まれています。
その中からひとつ紹介したいと思います。
違いを作る事が戦略の本質のひとつであり、それには2種類あり簡単に言うと、
1つ目は「他者とは違うことをする」
2つ目は「他者がマネ出来ないことをする」
の2つであり、これとの繋がりを意識して戦略のストーリーを組み上げる。
そしてそのストーリーは一貫性やコンセプト、競争優位等が優れているかが、優れたストーリーかを決めるという事です。
とても簡単に書いたので、もっと詳しく、実例を交えて知りたいかたは、購入して読んでみてください。
『最後に』
いかがだったでしょうか。
今回は「ストーリーとしての競争戦略」を紹介しました。
個人的にはスターバックスの実例を用いた説明がとても面白かったです。
そこで本書で重要とされている「一見不合理」の意味と大切さを理解しました。
最後まで読んていただきありがとうございます。
この本が気になった方は、リンクを下に張っておきますので、チェックしてみてください。